この記事は、おすすめの本であるオードリー若林正恭さんのエッセイについて詳しく解説していきます。
本は幼い頃よりたくさん読んでおり、最近は特に芸能人や作家の方が書いたエッセイが好きで、最近は清原さんのエッセイやさくらももこさんのエッセイを読みました。
若林正恭さんのエッセイは、書き手の思想や日常がそのまま反映されるエッセイは数あるジャンルの中でも一番読みやすく、面白いです。
この記事を最後まで読んでいただければ、あなたも若林正恭さんのエッセイ本が読みたくなるはずです。
オードリー若林正恭さんのエッセイ本のレビューも記載したので、ぜひ参考にしてください。
目次
おすすめのエッセイ本を書くオードリー若林正恭さんってどんな人?
人気お笑いグループ、オードリーのツッコミ役として活躍する若林さんです。
現在は主にレギュラー番組である「潜在能力テスト」や「激レアさんを連れてきた。」などでMCを務めています。
テレビ番組以外にも、毎週土曜日にANN(オールナイトニッポン)でパーソナリティーを務めたり、作家として本を出すなどお笑い芸人の枠を超えてマルチな活躍をしています。
もともとは人見知りで、アメトークの人見知り芸人でもそのキャラクターが評価されていましたが、最近はすっかりと人見知りを克服し、人気女優である南沢奈央さんと交際をしていました。
今では、一般女性で15歳年下の看護師といい夫婦の日に入籍するなど順調なキャリアを歩んでいます。
作家としては処女作である「社会人大学人見知り学部 卒業見込」や斎藤茂太賞を受賞した「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」などがあります。
2013年5月17日発売オードリー若林著【社会人大学人見知り学部 卒業見込】
「社会人大学人見知り学部卒業見込み」は、長い下積み時代を経て、社会に対して様々な恨みや疑問を持った若林さんの思いをそのままぶつけた作品です。
社会人ピカピカの30歳の頃から始まります。
最初は、文字を書くのも不慣れな点も伝わってきますが、この本は連載期間4年という期間をエッセイ本なので、どんどん言葉のチョイスや言い回しがうまくなっていくのが分かります。
また、社会人なりたての不慣れ期間から成長していく若林さんの人間味が増していく姿が読み取れます。
誰もが持っている自分のネガティブな気持ちを代弁してくれている若林の言葉選びが
絶妙です。
いや、ポジティブな人はここまでの気持ちはないかもですが、書かれている言葉に共感できる方は多くいると思います。
最初のエッセイ本なので技術のつたなさはありまさすが、他の2冊と比べると成長具合と飾らない本性が読めるのはダントツこの本です。
電子書籍は出版されていないので、発売されたら欲しいなと思います。
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2017年7月14日発売オードリー若林著【表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬】
2020年10月7日に文庫本と電子書籍として再販売もされました。
「社会人大学人見知り学部 卒業見込」に続く2作目のエッセイ本です。
キューバから始まる海外の旅行の話を笑いも交えた内容になっていて、文章の読みやすさが格段に良くなっています。
日本から見た海外の対比が丁寧に描写されていて、実際に旅行した気分が味わえます。また、キューバというか海外旅行に行きたくなります。一人で笑。
表紙は、カバーニャ要塞の野良犬です。
自分が現代で生きづらいのは、この日本という国のせいなのか、それともこの地球がそもそも人間として住みにくいのでないかと苦悩する若林さんの姿が頭に浮かびました。
文庫本のあとがきではコロナ後の東京とDJ松永さんの解説という名のお手紙があります。最新の若林さんの思いとDJ松永さんの若林さんへの手紙は、どちらも隠せば良いのでは本性を、と思うぐらい良い意味で赤裸々に書かれていました。この2つに関しては、エッセイ本3作の最後の締めとして読むことをおすすめします。
この本を書かれていたときの若林さんの価値観の変化を一緒に楽しめる一冊となっています。
また、文庫本として再販された後にオードリーのラジオで、今となってはキューバで金の首飾りであるネックレスが恥ずかしいと言っていたのはある意味衝撃でした笑。
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2018年8月30日発売オードリー若林著【ナナメの夕暮れ】
私が皆さんにおすすめする本は発売されたばかりの新刊、「ナナメの夕暮れ」です。
「社会人大学人見知り学部 卒業見込」、「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」に続き3作目のエッセイとなる今作は、若い頃から自分を悩ませていた社会との付き合い方を40代を迎えるにあたって感じていることや若い頃から続く自意識との付き合い方を赤裸々に書き下ろした作品となっています。
ゴルフに興じるおっさんなどクソだと決めつけ、恥ずかしくてスタバで「グランデ」が頼めない。
そんな自意識に振り回されて「生きてて全然楽しめない地獄」にいた若林さんに、四十を手前にして変化が訪れます。
社会人生活を経て、ゴルフが楽しくなり、気の合う異性と出会い、あまり悩まなくなる。
しかしそれは、モチベーションの低下にもつながっていて、「おじさん」になった若林が、自分と、社会と向き合い、辿り着いた先に合ったものを赤裸々に描いたエッセイになります。
普段のテレビでは決して見ることが出来ない若林さんを垣間見ることができ、若林さんが好きなリトルトゥースだけでなく様々な方におすすめの一冊です。
社会の中で疲弊し人生に疲れた時には是非、読んでみてください。
不器用でよくある啓発本のようにずばっとあなたの悩みに答えてはくれませんが、必ずあなたが共感できる内容がつまっており読了後には悩んでいた心が軽くなること間違いなしです。
人気芸人としてキャリアを重ね社会人として経験を重ねた若林さんが描く今作は、社会に対して疑問を持っていた自分と今の自分を重ね合わせ、尖っていたころの自分から一人の社会人として成長する若林さんを見ることができます。
芸人の書いた本なんて大したことないと思う人も多いと思いますが、若林さんはプライベートでも作家さんと交流するほど、文学が大好きで、芸人としての卓越したワードセンスと文章力の高さから書き出されるエッセイは単なる芸人のタレント本を超え、高いクオリティを誇っています。
文章も読みやすくいつも本を読まない方はぜひ、読んでみてください。
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人生に悩んだときは若林さんのエッセイで心を軽くしよう!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
この記事では、おすすめ本であるオードリー若林正恭さんのエッセイについて紹介しました。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
オードリー若林正恭さんのエッセイを購入するか悩んでいる方はぜひ、参考にしてみてください。
処女作である「社会人大学人見知り学部卒業見込み」を読んでからの方が、より若林さんの変化を感じることができるのでおすすめです。
また、オードリーのラジオ番組について、こちらで詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。